2009年7月26日日曜日

フランス食堂 ヴァンヴェール Bコース(ディナー)

店名 フランス食堂 ヴァンヴェール @長野県小布施町
商品 Bコース(4200)




閑静で整った小布施町の駅から少しだけ離れたところにある落ち着いた雰囲気のお店。
予約が必要で、夜はコースメニューだけとなる。



・オリーブのマリネ 緑色のは苦味が強く、紺色のは程よい味わい
・パンとリエット パンは2種でハーブが利いたものと、生地の旨味が出ているもの。
           リエットは油の風味が豊かで旨味がのり、パンとよく合う。



・みゆき豚の自家製テリーヌ・ド・カンパーニュ
 テリーヌが肉質がコロコロとし、塩コショウが利いて、肉の旨味や甘味が味わえる。
 サラダの酸味が利いたドレッシングともよく合う。



・本日の鮮魚のお料理
 真鯛に味噌風味でチーズが利いたソースをのせて焼かれた?もの(魚と一体になっていた)
 表面は皮でぱりぱりかと思ったら、フォークがスッと入り、鯛のふかふかのきれいな白身が出てくる。
 ソースはパセリだが、全く青臭くなく、それでいて鮮烈な風味が溢れている。



肉料理
・仔牛のスペアリブの煮込み 軽いマスタード風味(写真2枚)
 肉の旨味を楽しめる肉々した味わいで、甘さも入ったソースと、付け合せの野菜が素材の良さを
 主張している。カリフラワー、人参、インゲンなどソースと合っている。

・イベリコ豚、肩ロースのロースト ローズマリーソース
 豚肉の肉の味わいを楽しめるもの。脂身なく、肉本来の旨味がくる。
 噛めば噛むほど肉の甘味が溢れてくる。

肉料理は付け合せの野菜も含め、共にOsteria Austro の料理を思い出させる。



・ココナッツ風味のブランマンジェ ライチのシャーベット添え
 ブラマンジェは非常に柔らかい。スプーンを入れると崩れるのではなく、とろけていく。
 当然、舌の上でもあっという間に固体はなくなり、ココナッツの風味、上質なミルク感が舌上を
 安心させるかのように収まる。 そして、シャーベットはライチの味がストレートで鮮烈。



・クレームブリュレ アイスクリーム添え
 表面の焼かれたカラメルはパリッパリ。中は上質なクリームを多く含んだプリンのようで卵感が
 溢れ、アイスクリームやフルーツとバランスを取る



・コーヒーとエスプレッソ

評価
かなりおいしい。
都内や横浜でもやっていける実力ある味わい。どの料理もまとまりがあり、抜けがない。
また、宿泊も4部屋だけやっており、オ-ベルジュ(宿泊施設を持ったレストラン)に対応している。
先に知っていたら泊まったのに..残念。

フランス食堂 ヴァンヴェール
長野県小布施町小布施34-8 026-247-5512