2009年9月13日日曜日

ウィーン菓子 ナッシュカッツェ キャラメルシュニッテン、ティラミス、ベリーチーズプリン

店名 ウィーン菓子 ナッシュカッツェ(Cafe-Konditorei Naschkatze) @横浜市青葉区
商品 キャラメルシュニッテン(380)、ティラミス(360)、ベリーチーズプリン(420)





テイスティングノート
・キャラメルシュニッテン
キャラメル層は苦味のあるややトロミのあるもので、スポンジはビターチョコレートで苦味のあるテイスト。これを合わせるとクレームブリュレの焦げた風味になる。上にのった生クリームは味は弱いが、いっしょに食べると全体がクリーミーな一体感を持ち、 ミルク感いっぱいのココアのような柔らかさと、ゆっくりとした流れを感じさせる。(ココア味はしない) さらに、底の2箇所には酸味のあるフランボワーズ?のジャムがトレイとの間に着いていて、上から2回程度に層を別けて食べると、最後に変化を与えられ、引き締められる。

・ティラミス
マスカルポーネの味わいと風味が前回のティラミス。最下層と中央より下部にある黒い層はスポンジにリキュール系のコーヒーが浸み込んだような味わいで、マスカルポーネの甘味、酸味、ホワホワとした雰囲気を引き締める。最下層より中央側のスポンジの方がソースが浸みこんでいた。

・ベリーチーズプリン
素材を別々に食べると、イチゴは硬くてすっぱいし、生クリームは甘味があり、乳製品の香りが発つもので、チーズプリンはマスカルポーネ風味のある卵黄が大目でトロミとポソポソを併せ持ったもの。これがいっしょに食べると、食感、酸味、甘味、まったり感と爽やかな味わいが交錯し、1つの作品へと昇華する。 ブルーベリーや葉(味は苦め)もあり、彩りも鮮やか。苺の白い面が表なのがいい。生クリームはこちらの方がやや甘めの設定だが堂島ロールに似ている。

評価
この3点ではベリーチーズプリンが一番好み。
キャラメルシュニッテンを早速検証。匿名さんからコメントをいただいたようにキャラメル商品だった。前回は縦方向に一気に束ねて食べたので、生クリームの雰囲気からコッペパンのコーヒークリームが頭に浮かんでしまった。 個別に食べてみると色々な味わいが分かった。
 キャラメルシュニッテンの底のジャムや、ティラミスの層厚の構成などを見ていると、上から食べていき中央を越えた辺りで飽きさせない工夫がされているように思えた。ベリーチーズプリンのように、素材それぞれは素朴なのに、いっしょに食べるとおいしくなるものは、驚きと口の喜びから楽しさが倍増する好きな演出。

ウィーン菓子 ナッシュカッツェ(Cafe-Konditorei Naschkatze)
横浜市青葉区荏田西2-15-1-102 045-211-4533 10:00-20:00 月休(月曜祝日の場合火休)