商品 ビーフカレー（1260）
テイスティングノート
外観からも風合いがよく、中に入っても昨日の海南亭と同じく古き良き落ち着きのあるインテリア。サラダはトマトとレタス。ドレッシングはイタリアンドレッシングに酸味を利かせて具を入れたような感じ。サラダと同時にカレーの付けあわせで福神漬けとラッキョウが提供される。カレーが運ばれてくると、うぉっと声が出てしまう深みのある香り。一般のカレーの次元にはない香り。適度に牛肉が入っており、生クリームが少量かけられている。口に含むと、濃い色合いから想像するよりさらさらで、食べた瞬間からコクを感じ、旨みとエキスが
じわじわーっと膨らんでくる。ピンポン玉ぐらいの柔らかい核から口に浸み込んでくる。圧倒してきたり、
凝縮された感じではなく、沢山のエキスが柔らかく集まっているような旨み。旨みの要素は、肉汁、カツレツ、ビーフシチュー、野菜の煮詰め、肉の脂身などのいいところが詰まって混沌と一体化したような感じ。カレーらしい辛味が上顎の奥少し下方にやさしくピリピリといる。
評価
独自の進化を遂げたビーフカレー。カレーというジャンルに拘る人には受けいられないかもしれないがこれはおいしい。ザ・洋食という感じ。好みの味わい。味わいは異なるが、系統としていは神田のスマトラカレー共栄堂と重なるところがある。
グリル・エス
横浜市中区相生町5-89 045-681-2581 11:30-13:45,17:00～21:30（土・祝-20:45） 日休
