商品 2月のエレガンス・ランチ（3480/人）＋フリードリンクBコース（1575/人）
横浜駅の近くでどこでランチにしようか少し迷ったが、ひらめいて横浜ベイシェラトンのレストランに行ってみることにした。地下の入口から28階までエレベータで一気に向かう。
28階からエントランスまでの通路は左がガラス越しのオープンキッチンで、右側は写真中央のような景色。さすがホテルの最上階。鉄板のさがみさんは満席で、ベイ・ビューさんはすぐに案内できるということなのでそちらへ。
店内は広々としたレイアウトのラウンジスタイル。フルコース仕立ての料理という「エレガンス ランチ」。フリードリンクとしてスパークリングワインも飲めるBコースを追加した。
まずオードブル（Hors d'oeuvre）は特選 冬の海鮮カクテル。2月のシェフのおすすめで北海道の味覚として貝、雲丹、帆立、旬の九州の魚、旬の北海道の魚、シマエビが使われている。これはおいしい。最初にこういうものを食べると次のお皿などに気持ちが高ぶる。雰囲気はクイーン・アリスさんの贅沢サラダっぽいが濃い味付けのジュレソースがない分、こちらの方が素材を活かしている感じ。単にのせただけでなく、味わいに一体感があり上品にまとまっている。パンは色々持ってきてくれる中からまずはハード系を頂く。
銘柄は控えられなかったがフランスの泡。クレマンらしく泡が弾けて取っ付きやすさがある味わい。注いでもらっているのは2杯目で2杯目は新しいボトルになり、ガス圧が上がった。注いでいるところを撮らせていただいたが、その対応や安定したサーブがきちんとしたレストランらしくすばらしい。
次のスープ（Soup）は、さつま芋のポタージュ。サツマイモの味わいは甘味が活きていつつ、甘味や癖が強く出ずに上品なポタージュになっている。パンはブリオッシュを追加で頂く。
飲み物は白ワインに変更。
Baron Philippe de Rothschild Baronne Charlotte Graves 2007
（バロンフィリップ・ド・ロスチャイルド バロンヌ・シャルロット グラーヴ）
ボルドーのアペラシオンごとに造られたシリーズで、 シャトー・ムートンで有名なバロン・フィリップ家の先祖がボトル名になっている。スタッフの方によるとセラーを整理して出てきたもので2週間ほど前から提供を開始したそうです。味わいも厚みがあり、酸味は2007にしては少ないがキチンと残っている。味わいに丸みがある。フリードリンクで出したら赤字になるだろうという香りや味わいのポテンシャル。
魚料理（Poisson）から、北海真ダラのブイヤベース仕立て。
真鱈の他に海老やムール貝が入っている。素材それぞれの味わいと、それをブイヤベースがまとめている。ブイヤベースが自然で素直な味わい。味が決まっている。
魚料理（Poisson）から、伊豆から届いた金目鯛のソテータラコリゾット添え・レモングラス風味
金目鯛は微量な塩加減。その下に敷かれているソテータラコリゾットはピンクの色合いが変わっていておもしろいが海の味わいが浸み込んでいてチーズの風味と爽やかさで上品な味わい。周囲のソースも合わせるとやや濃厚な味わいになる。
肉料理になるので飲み物は赤ワイン。
Louis Jadot Bourgogne Pinot Noir 2006（ルイ・ジャド ブルゴーニュ ルージュ）
すっきりして爽やかな澄んだ果実味がたっぷりのピノ・ノワール。ルイ・ジャドさんは久しぶりに飲んだが低価格帯のワインもきちんとしていて美味しく飲める。これは酸味も活きていて状態も悪くない。
肉料理（Viand）から、牛肉とたっぷりお豆のトマト煮込み クスクス添え
甘味がしっかりしたソースで、肉は繊維質はしっかりして柔らかで肉の旨味があり、クスクスが包み込む。
肉料理（Viand）から、ミートパイのアリュメット マデラ酒のソースとクレソンサラダ添え
ミートパイは味わいにコクがあり、ソースの酸味や風味がつなぎ役となる。
デザートブッフェ（Dessert Buffet）
デザートコーナーにケーキやフルーツがたっぷりと置いてある。
デザート各種とコーヒー。手作りで丁寧に作られているケーキの味わい。バニラビーンズもしっかりと入っていて味わいの濃いクリームブリュレはお代わりした。
大満足のランチ。これは安すぎる設定。料理は上品な仕立てで、サーブにも品がある。特にテーブル担当になってくれた方の対応がとてもよかった。このランチは窓側の席のみ2時間制で、土・日・祝日は全席2時間制だが、2時間で十分満喫と満足できる。
横浜ベイシェラトン ホテル＆タワーズ スカイラウンジ ベイ・ビュー
横浜市西区北幸1-3-23 横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ28F スカイラウンジ ベイ・ビュー 045-411-1147 (直通) オンライン予約あり
